2021年9月26日 翻訳研究会例会報告

例会報告

2021年9月26日、会員の広川が村上春樹作『ノルウェイの森』のバーンバウム訳とルービン訳を対象とした文体比較研究の構想をZoom Meetingで発表しました。修士論文の中間報告として行われたこの発表では、Leech&Short (2007)の文体論に基づきながら、統計的語彙データから訳文の特徴を記述するという試みが提示されました。発表後は、発表者と参加者との間で様々な角度から活発に質疑応答が行われました。意見交換を通して、①文体比較を通して到達するところを明らかにすること②原文との関係性において訳文を捉えること③収集する語彙データを適切に増やすこと、の3点が今後の課題として明確になりました。この発表を踏まえて1年後の提出に向けて研究を進めていくことが期待されます。

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